top of page

小林達樹税理士事務所
千葉県税理士会会員 市川支部 所属
日本税理士会連合会登録 第155287号
相続人の特定の重要性とその影響
相続が発生した際、遺産分割協議をスムーズに進めるためには、相続人の正確な特定が欠かせません。相続人をきちんと特定しないと、遺産分割協議が無効になるなど、思わぬトラブルに発展することがあります。この記事では、相続人の特定がなぜ重要なのか、どのような影響があるのかを具体的に解説します。相続に関わる方はぜひ最後までお読みください。 相続人の特定が必要な理由 相続人の特定は、遺産分割の前提条件です。法律上、遺産を受け取る権利がある人を明確にしなければ、遺産分割協議は成立しません。相続人が誰かを正確に把握することで、以下の問題を防げます。 遺産分割協議の無効化 相続人の一部を抜かして協議を行うと、その協議は無効となり、再度やり直しが必要になります。遺産分割協議は相続人全員の合意が必要です。 相続トラブルの回避 誰が相続人か不明確なままだと、後から新たな相続人が現れて紛争が起きることがあります。 相続手続きの円滑化 相続人が明確なら、銀行や役所の手続きもスムーズに進みます。 相続人の特定方法 相続人を特定するには、戸籍謄本や除籍謄本などの公

小林達樹
4月23日読了時間: 4分
贈与の準備と手順について知っておくべきこと
贈与は家族や親しい人に財産を渡す大切な行為です。しかし、贈与には法律や税金のルールが関わり、準備や手順をしっかり理解しておかないと、思わぬトラブルや負担が生じることがあります。この記事では、贈与をスムーズに進めるために必要な準備と具体的な手順をわかりやすく解説します。贈与を考えている方はぜひ参考にしてください。 贈与とは何か 贈与とは、自分の財産を無償で他人に渡すことを指します。たとえば、親が子どもに現金や不動産を渡す場合が典型的です。贈与は契約の一種で、贈与者(渡す人)と受贈者(受け取る人)の合意が必要です。 贈与には以下の特徴があります。 無償であること お金や物をもらう側が代金を支払わないことが条件です。 意思表示が必要 贈与者が「これをあげる」と明確に意思表示し、受贈者が受諾することで効力を生じます。 契約の成立 贈与は契約なので、双方の合意が成立した時点で効力が生じます。 贈与の準備で押さえるべきポイント 贈与を始める前に、以下のポイントを確認しておきましょう。 1. 贈与する財産の種類と価値を把握する...

小林達樹
4月16日読了時間: 6分
資産の贈与前に知るべき重要なポイントと考慮事項
資産の贈与は家族や親しい人に財産を渡す大切な行為です。しかし、贈与を始める前に知っておくべきポイントがあります。これらを理解していないと、思わぬトラブルや損失につながることもあります。この記事では、 ご自身に必要な費用の確認、贈与を受ける人との関係性、そして資産価値の変動リスク という3つの重要な視点から、贈与前に考慮すべきことをわかりやすく解説します。 ご自身に必要な費用を把握する 贈与を考える際、まずは 自分自身の生活に必要な費用 をしっかり把握することが大切です。資産を贈与してしまうと、将来の生活資金が不足するリスクがあります。特に高齢者の場合、医療費や介護費用、日常生活費などが予想以上にかかることもあるため、慎重に計算しましょう。 生活費以外の費用 現在の生活費だけでなく、将来の変動も考慮します。例えば、年齢を重ねるごとに増える医療費や介護費用を想定してください。 余裕資金の確保 ご自身が自由に使える資金を確保することも重要です。旅行、スポーツ、講座の受講など将来のライフスタイルを想像しながら計画しましょう。 緊急時の予

小林達樹
4月9日読了時間: 3分
相続登記義務化から2年 制度開始前に相続した不動産に注意
相続登記の義務化が始まってから、2年が経過しました。令和6年4月1日より前に相続した不動産も対象となっているため、令和9年3月31日までに登記を済ませないと過料が科される可能性があります。このブログでは、相続登記の義務化の背景や重要な期限、注意すべきポイントをわかりやすく解説します。相続した不動産を持つ方は必ず確認してください。 相続登記義務化の背景と目的 これまで相続した不動産の登記は義務ではなく、任意でした。そのため、相続人が登記を行わずに放置するケースが多く、所有者不明の土地や建物が増加していました。これが社会問題となり、令和6年4月1日から相続登記の義務化がスタートしました。 義務化の目的は以下の通りです。 不動産の所有者を明確にすることで、土地の有効活用や管理を促進する 所有者不明の土地問題を減らし、地域社会の安全や防災対策に役立てる 相続トラブルの未然防止と円滑な財産承継を支援する この制度により、相続した不動産は必ず登記を行う必要があります。 令和9年3月31日までの期限が重要な理由 義務化の対象は令和6年4月1日より前に相続した不

小林達樹
4月2日読了時間: 3分
いつの時点での相続財産を評価するのか
相続財産の評価は、相続税の計算において非常に重要な役割を果たします。評価の時点を誤ると、思わぬトラブルや税負担の増加につながることがあります。この記事では、相続財産の評価の時点に関する基本的な考え方と、注意すべきポイントを具体例を交えて解説します。 相続財産の評価の時点とは何か 相続財産の評価の時点とは、相続財産の価値を決定する基準となる日時のことです。原則として被相続人が亡くなった日である「相続開始の時」の価額で評価します。 例えば、被相続人が2025年4月1日に亡くなった場合、原則としてその日の相続財産の価値を基準に評価します。 相続財産を評価した日でもなければ申告書を作成する日でもありません。 評価の時点に関する注意点 財産の種類ごとに評価方法が異なる 相続財産には不動産、現金、株式、動産などさまざまな種類があります。それぞれ評価の時点や方法に違いがあるため、注意が必要です。 不動産 相続開始の年の1月1日時点での固定資産税評価額や路線価を基準に評価します。ただし、実際の市場価格と乖離がある場合は、専門家による鑑定が必要となる場合が

小林達樹
3月25日読了時間: 3分
相続税申告の要否
相続税申告の要否を検討する上で「遺産の合計額が基礎控除額以下かどうか」が気になるところです。今回は、対象となる遺産の種類と合計額の計算方法について簡単に説明します。 遺産の種類 相続財産 ・現金、預貯金 ・株式 ・貴金属 ・建物、土地(小規模宅地等の特例適用前) など みなし取得財産 ・生命保険金等、死亡退職金(非課税部分を除く) など 相続時精算課税適用財産 ・生前に相続時精算課税制度を利用し取得した贈与財産(110万円の基礎控除額を除く) 債務控除 ・借入金や未払金 ・葬式費用 など 生前贈与加算 ・暦年贈与財産(110万円の基礎控除額を含む) ※令和8年12月31日までに相続が開始した場合は、相続開始前3年以内の贈与が対象 遺産の合計額の計算方法 ① 相続財産+みなし取得財産+相続時精算課税適用財産の合計額を計算 ② ①から債務控除の額をマイナスする ③ ②に生前贈与加算を加える ★算出した遺産の合計額(③)が、基礎控除額(3,000万円+法定相続人の数×600万円)以下の場合は申告不要となります。 関連ブログ記事「見落としが

小林達樹
3月5日読了時間: 1分
bottom of page